【コミュニケーション障害学科】コミュニケーション面に障害を抱える方々との交流会
2月20日,三原市失語症友の会「こだま」,失語症ボランティアグループ「ひびき」,地域にお住いの失語症や構音障害などコミュニケーションに障害を抱える方々を三原キャンパスにお招きし,コミュニケーション障害学概論Ⅰ(1年次)での交流会を行いました。
この会はコミュニケーション障害学科1年次生の最後の学修プログラムとして実施しています。当日は学生たちが企画し準備してきたレクリエーションや音楽の時間を楽しんでいただきました。学生はこの日のために,失語症やコミュニケーション障害に関しての基礎的知識と,コミュニケーションに問題を抱える方とのコミュニケーションの取り方などを学んできました。
本学科では地域社会に信頼される言語聴覚士を養成するため,学生にとってスモールステップで必要な技能を経験させるべく,段階的教育プログラムの充実を図ってきました。この交流会もその一環であり,専門課程が本格化するよりも先に,地域にお住まいの対象者の方々と関わらせていただくことで専門職としての自覚と学習意欲を向上させることを目的としています。
実施後の学生の感想
・コミュニケーション障害を抱える方とお話して声の大きさや話す速度を意識して話すことが大切だと思った。
・失語症についての知識をさらに深め,リハビリ方法について知りたいと考えた。
・言いたいことが言えない人,話したいのに言葉が出てこない人,そのような方達と触れ合えたことで,相手の意思や意図を予測して話の手助けをしたり,私たちが日頃,自由に話せるということについてのありがたみを再確認することができた。
・こちらの問いかけに一生懸命答えて下さる姿を見てとても嬉しく思いました。 もっと失語症の方の伝えたくても伝えきれなかった部分をたくさん理解できるようになりたいと改めて思いました。