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12月6日、庄原キャンパスで、 九州大学総合研究博物館・准教授の丸山宗利先生に「すごい昆虫を探して世界をまわる」 というタイトルでご講演いただきました。
昆虫は生物の種数の中のかなりの割合をしめていること、さまざま生き方をしている昆虫がいるということ、海外のさまざまな国での調査や珍しい昆虫について、そして、ご専門の好蟻性昆虫についてお話しいただきました。
多くの写真をまじえた楽しい講演となりました。160名をこえる聴講があり、広島市などからこられた方もおられました。本学学生や一般の方々からも活発な質問がありました。
丸山先生、参加してくださった皆さんありがとうございました。
【講演者】
1974年東京都出身。北海道大学大学院農学研究科博士課程修了。博士(農学)。国立科学博物館、フィールド自然史博物館(シカゴ)研究員を経て2008年より九州大学総合研究博物館助教、17年より准教授。アリやシロアリと共生する昆虫を専門とし、アジアにおける第一人者。国内外での昆虫調査で数々の新種を発見している。
『昆虫はすごい』、『昆虫はもっとすごい(共著)』(光文社新書)
『昆虫こわい』、『ツノゼミ ありえない虫』、『きらめく甲虫』、『とんでもない甲虫(共著)』(幻冬舎)
『丸山宗利・じゅえき太郎の㊙昆虫手帳(共著)』 (実業之日本社)
『アリの巣の生きもの図鑑(共著)』、 『アリの巣をめぐる冒険』(東海大学出版会)など著書多数
なお、
2017年は、国立科学博物館の篠田謙一先生、
2018年は、立命館大学古気候学研究センターの中川毅先生にご講演いただきました。
庄原キャンパスでは、毎年、さまざまな分野の第一線の研究者の方を招いてご講演いただいております。
篠田謙一先生 「江戸の骨は語る――甦った宣教師シドッチのDNA」 岩波書店 科学ジャーナリスト賞2019受賞
中川毅先生 「人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか」
講談社ブルーバックス 第33回講談社科学出版賞受賞
丸山宗利先生 「昆虫はすごい」 光文社
いずれも庄原キャンパス図書館にありますので、学内の方は手に取ってみてください。