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今年度から,コースを横断した科目「地域協働演習」が始まり,情報学分野のテーマに参加した,文化コース,産業コースの経営学分野,情報学分野の学生による発表会を授業の最終回行いました。
情報学分野を6個のテーマで全12回の講義を受講して学んだことをまとめたのち,着目している地域課題に対して,学んだ知識を利用してどのような解決方法が提案できるか発表してもらいました。
災害発生時の避難経路であったり,避難場所での過ごし方について課題を感じる学生は,人流データを利用して,人の流れや避難場所の混雑さを予測することを提案してくれました。また,戦争・被爆体験の伝承者の減少問題に対しては,AIを用いて,キーワードや写真等の情報を与えることで,拝聴や閲覧だけではなくVR(Virtual Reality,仮想現実)により情景を見せることでよりリアルな情報伝達ができる方法を提案してくれました。一方で,リアルすぎることでの問題点があることも検討しており,一人一人が掲げる課題に対して,情報システムを利用する効果とその影響を真剣に考えた内容になっていて,とてもよい発表会となりました。
司会進行も学生が行い,学生同士で質疑応答も活発に行われており主体的な活動ができていました。
情報学分野以外の学生から,「普段はあまり触れない分野の内容について教えて貰えるのはとても楽しかった」と意見があり,コースを横断した講義であったことから,学生同士で新たな発見があったと感想がありました。地域に関する課題に対し,協働して考えを出し合い,発表を行う「地域協働演習」が実施できました。
発表資料作成に向けて準備中
発表会の様子
これまでの授業の様子
■数値分析を利用した解決方法
第1回,第2回・第3回