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【コミュニケーション障害学科】1年生 「失語症のある方々との交流会」を開催しました

印刷用ページを表示する 2020年2月18日更新

【コミュニケーション障害学科】 1年生 失語症のある方々との交流会

2020年2月14日に、恒例のコミュニケーション障害学科の1年生と地域の失語症友の会との交流会が開催されました。
この会はコミュニケーション障害学概論(コミュ学科1年次生必修科目)の最後のプログラムとして実施しています。

当日は学生たちが企画し、準備してきたレクリエーションや音楽の時間を楽しんでいただきました。
ご参加いただいた地域の失語症友の会の皆さんからも歌と音楽をご披露いただきました。
学生はこの日のために,失語症やコミュニケーション障害に関しての基礎的知識と,コミュニケーションに問題を抱える方とのコミュニケーションの取り方などを講義や演習を通じて学んできました。

本学科では地域社会に信頼される言語聴覚士を養成するため,学生がスモールステップで必要な技能を経験できるように,段階的教育プログラムの充実を図ってきました。
この交流会もその一環であり,専門課程が本格化するよりも先に,地域にお住まいの対象者の方々と関わらせていただくことで専門職としての自覚と学習意欲を向上させることを目的としています。
交流会1
交流会2

学生の感想

・交流会を通じて,失語症の方とのコミュニケーションの方法を前より深く学べたと思います。
・3年後に自分が,今回お会いしたような方々のリハビリに携わることとなると考えると,今の自分の未熟さがよりハッキリしました。
 失語症の方と直接長い時間お話しすることはなかなか無い機会だと思うので,今日感じたことを忘れず今後の勉学に繋げていけたらと思います。

・お話しする前は,きちんとコミュニケーションが取れるか非常に不安でした。
 しかし,実際にお話しをしてみると,地図や画像を使うことで円滑に話を進めることができたり,ご参加いただいた方から話しかけていただいたり,あっという間に時間が過ぎました。
 失語症の方とお話ししたことがなかったため,貴重な経験ができました。
・とても緊張しましたがお話してみると,様々なお話を聞くことができました。
 障害のある方と接する機会はあまりなかったので貴重な体験ができ,これからのやる気につながった。
 失語症のある方と接することができたことによって,言語聴覚士になったらどのようなことをするのかということを以前よりも具体的にイメージできました。
 とても価値のある時間でした。お時間を作っていただいたことに感謝しております。
・今まで失語症のある方と関わったことがなく,コミュニケーションが上手く取れるかどうか等の不安が大きかったのですが,参加者の方がとても優しく,楽しそうにお話をしてくださったので,私も会話を楽しむことができました。
 事前に紙やペン,地図やカレンダーを用意しておいたことで,会話の中で伝わりにくいと感じた時に役立ちました。
 交流会に参加する前までは,失語症のある方と話すことを少し怖いと思っていたのですが,とても楽しい時間を過ごすことができました。
・表情等のノンバーバルコミュニケーションの大切さを改めて強く実感した。
 言葉が出なくても,笑顔がみえれば楽しんでくださっているのか,好きな話題なのかどうか等,ご本人のことを知ることができると感じました。
 言葉以外の細かな仕草やご様子を見逃さず,そこからお気持ちを理解することの難しさ,重要さについても考えることができました。
交流会3

1年次から実践力につながる学習をおこなっています