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西田ゼミ (作業療法士)

印刷用ページを表示する 2021年4月22日更新
  • 西田征治  (教授,作業療法士) 身体・老年作業療法学

研究室のテーマ

認知症の人と家族が生き生きと心豊かに暮らせる社会づくりに貢献する研究と地域支援を行います!       

 

学部のゼミ                   

西田ゼミでは,認知症の人が生き生きと心豊かに暮らせる社会づくりに貢献するため,日々臨床研究と地域活動に取り組んでいます.ゼミの特徴は学生が一丸となって,実際に地域や病院に出かけ調査や介入を行うことです.

(2021年度の取り組み)

3名のゼミ生が指導教員や病院に勤務する作業療法士と協働して,認知症の方を介護するご家族様に対して,家族教室を開催し,その効果を認知症の方の行動心理症状や日常活動への参加,介護負担感などの側面で検討しています。また,この教室に参加された若年性認知症の方を介護するご家族様にご協力いただき,事例検討をさせていただいています。また,学生自身のご祖父様を元気にするための訪問活動を試みる研究にもチャレンジしています。

家族教室1 家族教室2

 

(2020年度以前の取り組み)

2020年には,3名のゼミ生が大学祭で認知症の方とそのご家族様と一緒にレモンカフェをオープンしてその意義や運営の課題を検討したり,認知機能を刺激するために独自に作成した冷蔵庫在庫管理セットの効果的な使用方法を探索したりしました。

2019年には,4名のゼミ生が香川県のユニットケアを取り入れた認知症デイケア施設や、広島市の若年性認知症の方の集いの場を訪問し、インタビューを通して,その取り組み内容,意義や課題を調査しました。また、誰もが気軽に立ち寄れる場として,近年注目されているコミュニティカフェについて,活動を継続するための秘訣や工夫を調査するため京都・福岡・東京で活発に活動を続けているコミュニティカフェを訪問し,調査を行いました。そして,これらの調査で得た情報をもとに、実際に三原市内にコミュニティカフェ(音なりカフェ)を開設し,その意義や課題を検討しました。

2018年以前には,沖縄の若年性認知症の方を対象とした認知症カフェを訪問し,参加を促す促進因子や,ブレーキをかける制限因子を調査しました。また,実際に認知症カフェの運営を支援しその効果を検証したり,病院デイルームの環境を作業との結びつきが促進されるよう変えることで認知症の人の幸福感がどのように変化するかを検証しました.これの研究成果は,卒業後に学術論文として専門雑誌に投稿したり,学会発表したりしています。

レモンカフェ2 冷蔵庫在庫管理 音なりカフェラン伴 沖縄カフェ 学会発表

卒業研究のテーマ
年度 研究テーマ
2021

祖父を元気にする訪問活動の試み~元気になる作業の探索~(仮)

認知症のある人の日常活動の参加と尊厳を高める家族教室の効果検証(仮)

認知症家族教室に参加した若年性認知症の母を介護する娘の事例(仮)

2020

レモンカフェの試み~認知症高齢者にとって望ましい運営方法の探索~

認知症高齢者がレモンカフェに参加する意義

冷蔵庫在庫管理セットの効果的な使用方法の探索

2019

ユニットケアを取り入れた認知症デイケア施設の利点と課題

若年性認知症を持つ人が集いの場に参加することの意義

3 年以上活動を継続しているコミュニティカフェの特徴

コミュニティカフェの試み ~音なりカフェにおける成果と課題

2018

興味・関心のある活動を基盤にした認知症予防教室の実践の効果

家族が認知症者の日常生活の遂行能力と尊厳を高めるために必要な要素

軽度認知症を持つ人のもの忘れによる生活上の問題が生起しないようにするための方略の探索

ものづくり健康促進サポーター派遣事業運営における成果と課題

2017

多職種連携による認知症高齢者への興味ある活動の提供と家族教育の有効性―事例報告―

認知症高齢者の興味ある活動を家族とともに支援する介入―事例を通した有効性の検討―

認知症介護者の負担軽減を図る在宅介護の工夫ときっかけ 

2016

認知症カフェの参加を促す要因と抑制する要因の探索

認知症治療病棟の移乗介助の負担軽減を目指した認知的アプローチの試み

2015

認知症カフェが利用者に与えた影響 ―家族3名の語りの分析―

認知症治療病棟における作業に基づく環境への介入が認知症者の行動と状態に与える影響

 

地域貢献

  • 三原市内にある認知症カフェに継続して参加し,認知症の人とその家族と交流したり,相談に乗ったりしながら,地域で支える事業をサポートしています.
  • ゼミの学生がRUN伴(らんとも)イベントに参加しています.これは認知症の人とその家族がタスキをつないで日本を縦断するイベントで,ゼミの学生は認知症の人が三原市内のコースを歩くのをサポートし,次の東広島チームにタスキをつないでいます.
  • 三原市の認知症予防教室やその卒業者のグループ活動を支援しています.学生は高齢者と交流したり,独自の楽しい活動を創造し一緒に取り組んだりしています.

ピースサイン RUN伴 はるのんカフェ

 

大学院ゼミ

大学院では,主に身体障害者や老年期障害のクライアントに対する作業療法の治療法や評価法の開発を目指した研究を行っています.総合病院,精神科病院や訪問看護ステーションに勤務している作業療法士を大学院生として迎え,下記のテーマに取り組んでいます.

修士論文研究テーマ

年度 研究テーマ
2021

脳卒中家族介護者に必要な介護技能の探索(仮)/大西優美

活動の質評価ツール(A-QOA)の信頼性,妥当性の検証(仮)/白石壯太

2020 認知症の人の日常活動の参加と尊厳を高めるために家族介護者に必要な要素の構造分析(仮)/春原渓菜
2019

社会資源の少ない地域に対する認知症予防教室の実践効果の検証/田畑辰也

2018

大腿骨近位部骨折後の学際的チームによる周術期のせん妄予防プログラムの開発/斉藤隆一

認知症治療病棟における認知症患者への多職種連携による早期在宅復帰プログラムの開発/坂本千晶

2017

急性期脳卒中患者に対する作業基盤の実践の適応と意味の探索(仮)/池内克馬

2016 橈骨遠位端骨折患者に対する認知戦略を用いた治療プログラムの効果/二宮享介

 神戸学院大学,佛教大学の研究者と共同し,認知症の人の尊厳を高める家族教育プログラム,活動従事の質の評価ツールの開発研究を進めていいます.

研究業績は,研究者紹介(西田征治)を参照してください。