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【生命科学コース】研究室活動の紹介(2)-齋藤研究室(細胞機能制御学)

印刷用ページを表示する 2024年6月14日更新

 生命科学コースの研究室紹介、第2回目となる今回は細胞機能制御学研究室(齋藤研究室)になります。生命科学コースの研究内容は医療、医薬化粧品に絡む社会実装に近いものから生命現象のしくみの解明を目指す基礎的なものまでと幅広く、また、扱う生物も動物、植物、微生物、昆虫、細胞とバラエティーに富んでいます(いろんな先生がいて面白い)。そんな中、細胞機能制御学研究室(齋藤研究室)では主にヒト培養細胞を用いて「皮膚」、「がん」、「老化」に関する研究を行っています。今年度の研究室は大学院生3名、学部4年生7名、学部3年生5名に齋藤を加えた16名の体制です。今回は4月から新しく配属された学部3年生*を中心とした研究室での活動内容を簡単に紹介します。

 研究室の活動内容についてより詳しく知りたい方は、研究室HPをご覧下さい。また、研究室に興味のある学部生、大学院進学希望者(他大学含む)の研究室訪問も随時受け付けておりますので気軽にメールでお問い合わせ下さい。

*研究室配属は3年生の春からなので、大学1-2年生の間に自分の取り組んでみたい研究分野や内容(配属希望先)をじっくり考えつつ、講義や実習単位を取得していくことになります(研究室配属には所定の単位取得が必要です)。

ピペット

 研究の相棒となるマイクロピペット、精度よく取り扱うためには繰り返しの練習が重要です(写真は精度の確認を行っているところです)。

 

顕微鏡

 光学顕微鏡による細胞観察、細胞を手早く観察し、写真撮影を行います。双眼顕微鏡にも慣れてきましたか?

 

HSC

 写真は3年生が撮影したヒトがん細胞です(キレイに撮れてます)。染色しているので紫色をしています。

ベンチ

 細胞培養はクリーンベンチを使います。最初は使い方や細胞培養の手順を覚えるだけで精一杯です。そんな中、隣でテキパキ作業を進める先輩を見て「すごい!」と思うようですが、1年もたてば皆さんも同じようなレベルに到達することができますよ。焦らず、少しずつレベルアップして行って下さい。

 

プレート

 プレートリーダーという機器を使って、細胞の活性評価を行います。研究室にある機器の使い方を1から学ぶのもなかなか大変ですが、頑張って下さい。

発表

 実験結果はパワーポイントにまとめ、研究室報告会で先生や先輩たちの前で発表します。誰でもそうですが、最初は緊張しますよね・・・。先輩たちのキレイで分かりやくまとまった発表を見るのもいい勉強です。

 そろそろ基礎トレーニングも終盤です。このあと各自の研究テーマが決まり、それぞれの卒論研究へと進んでいきます。研究テーマは大きく「皮膚」、「がん」、「老化」の3つの中からテーマを選択し、関連する内容の先輩と共に紫外線ストレスからの細胞防護やメラニン産生抑制、酸化ストレスを利用したがん細胞の選択的排除、老化細胞の特性解析とその制御などについて研究を行っていきます。先輩たちも卒業論文/修士論文の完成を目指し、各自の研究テーマに沿った研究を日々行っています。

 

ROS

 研究成果をまとめて学会や論文として発表することもあります(写真は酸化ストレス学会@神戸)。


本記事のバックナンバー

研究室活動の紹介-福永研究室



さらに詳しく知りたい人はこちら

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大学院生命システム科学専攻HP